製造工程
ここでは、各木材リサイクルがどのようにしてなされているかをご説明いたします。
これらはあくまで一般的なものですので、他にも様々な方法があります。
廃木材(木くず)
建設発生木材
土木工事の支障木及び林地残材等
家屋解体、土木工事および河川・ダムの流木等、あらゆる分野から排出される廃木材(木くず)は産業・一般廃棄物として中間処理業者へ運ばれます。
近年では、建物の分別解体工事の義務付けや、林地残材の有効利用化等の里山の整備事業などにより、更なる木材資源リサイクルが期待されております。
選別・破砕・その他工程
各種の廃木材は、機械および人の手によって異物の除去や用途別の選別などが行われ、ユーザーのニーズに合わせた規格形状に破砕、スクリーン分級などの工程を経て加工されます。
用途に合わせた製品へ
様々な工程を経て、原料チップ・燃料チップ・おが粉・堆肥等の一般的な規格によって製造されます。その他、代替パルプ原料、木質ペレット及びエタノール精製用原料など、いろんな分野で木質リサイクル製品が注目されているため、品質等の規格化が進められています。これらは現在、暫定的に定められていますが、産・官共同で今後の標準化が検討されております。